【本格派】スリランカのレンズ豆カレー「パリップ」の作り方&工程写真付きレシピ!今回、スリランカのレンズ豆カレー「パリップ」の作り方をご紹介します。美味しくて風味豊かなスリランカのレンズ豆カレーを作るためのコツやポイント及び必要な材料などについてわかりやすく説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(。・ω・。)ノ♡
この本格派スリランカのレンズ豆カレーを作るために使う、基本のスリランカのカレー粉「トゥナパハ」の作り方もご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね。こんなに簡単に作れるんだ!と感動しますよ。
スリランカのレンズ豆カレー「パリップ」について
「スリランカのカレー」と聞いて皆さんが真っ先に思い浮かぶカレーはなんでしょうか?おそらく「スリランカのチキンカレー」の方が良く知られていると思いますが、今回、ご紹介するスリランカのレンズ豆のカレー (パリップ) は、スリランカでは、最も一般的に、ほぼ毎日、ご飯やパンと一緒に食べられているカレーで、老若男女を問わず幅広い世代に愛されています。
スリランカのカレーは、多くのスパイスやチリパウダーを使って作られた、辛くてスパイシーな料理として知られていると思いますが、このレンズ豆のカレーは、香辛料など少なく使って、たっぷりのココナッツミルクで調理するため、マイルドでミルキーな味わいが特徴です。30分もかからず簡単に作れるカレーレシピですので、ぜひ一度作ってみてくださいね。
スリランカのレンズ豆カレーの材料
赤レンズ豆
皮付きのものを「茶レンズ豆」、皮をむいたものを「赤レンズ豆」と呼びますが、スリランカでは、一般的に、赤レンズ豆を使っています。 シンハラ語ではパリップ(පරිප්පු)、ラトゥーパリップ(රතු පරිප්පු)、またはマイソールパリップ(මයිසූර් පරිප්පු)と呼ばれます。
基本のスリランカカレー粉 (トゥナパハ)
このレシピでは、この豆カレーのようなマイルドなカレーを作るのに広く使用されている、コリアンダー、クミンとフェンネルという三つのスパイスだけで作る「トゥナパハ」を使いました。もし、基本のスリランカカレー粉を手に入らない場合、味は変わる可能性がありますが、他のカレー粉を使って作ってみてはいかがでしょうか?
スリランカのカレーが好きな方は、本格的な風味と味を得るためにスリランカカレー粉を自分で作ることを強くおすすめします。
ホールスパイスで作る「本格派」基本のスリランカのカレー粉(トゥナパハ)レシピはこちら
【本格派】基本のスリランカのカレー粉「トゥナパハ」
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【超簡単】基本のスリランカのカレー粉「トゥナパハ」の作り方
玉ねぎ又は赤エシャロット
日本では玉ねぎを使っていますが、スリランカでは赤エシャロットを使うことが多いです。
ニンニク
ニンニクはスリランカカレーの味付けに欠かせない食材の一つです。私は、基本的に、この豆カレーのようなマイルドなカレーを作るときは、薄切りに切ったにんにくを使っています。にんにくのみじん切りやにんにくペーストを使うこともできますが、強い風味が増すので、可能であれば、薄切りに切ったにんにくを使った方がいいと思います。
カレーリーフ (カラピンチャ)
新鮮なカレーリーフはスリランカ料理に欠かせない食材で、独特の風味と香りが特徴です。日本では、新鮮なカレーリーフは手に入りにくいので、冷凍カレーリーフを使うことも可能です。新鮮なカレーリーフまたは冷凍カレーリーフを一部のアジア食品店やオンラインで購入できますが、手に入らない場合は、使わなくてもOKです。カレーリーフは栄養が高くて、食べられるハーブですので、食べてもOKです。
パンダンリーフ (ランペ)
スリランカのカレーを作るときに、カレーリーフと同様に、香りと風味を与えるために、新鮮なパンダンリーフ(ランペ)もよく使われています。新鮮なパンダンリーフまたは冷凍パンダンリーフを一部のアジア食品店やオンラインで購入できますが、手に入らない場合は、使わなくてもOKです。パンダンは食べられませんので、お召し上がりになる前に取り除いてくださいね。
青唐辛子
スリランカでは、カレーの材料として、マイルドな辛味の青唐辛子が広く使われています。辛いチリパウダーと違って、マイルドな辛さを加えて、カレーの風味を高めます。青唐辛子の代わりにししとうを使うことも可能です。
ホールスパイス
粉状にしていない、原形のままの香辛料のことはホールスパイスといいます。この豆カレーレシピでは、「シナモン」と「フェヌグリーク」を使いました。
シナモン:私は「シナモンパウダー」ではなく「シナモンスティック」を使いますが、もし「シナモンスティック」を手に入らない場合「シナモンパウダー」を小さじ1/4ぐらい使ってくださいね。
フェヌグリーク:「フェヌグリーク」はちょっと珍しい香辛料になるでしょう。手に入らない場合は使わなくてもOKです。フェヌグリークを使うとき、フェヌグリークをフライパン等で乾煎りして、香りを引き出してから使います。
フェヌグリークの乾煎り:フライパンにフェヌグリークを入れ、やさしく動かしながら少し香ばしい匂いがするまで弱火で2分ほど煎る。火からおろし、冷ます。
ターメリックパウダー
ターメリックパウダーはスリランカ料理に欠かせないスパイスです。料理に鮮やかな黄色の色づけをするだけでなく、健康にもいいスパイスです。
ココナツミルク
スリランカのカレーにココナツミルクをよく使います。ココナツミルクを入れることで、クリーミーでマイルドのカレーになります。ココナッツミルクの方が本格的なスリランカの風味が味わえますので、あればココナツミルクを使うことがおすすめしますが、ココナツミルクの代わりに牛乳を使うこともできます。その他に、お湯によく溶かしたココナッツミルクパウダーを使用することもできます。
水
このレシピでは、まず、水を加えてレンズ豆を柔らかくなるまで調理して、柔らかくなってからココナッツミルクで味を付けましたが、水を加える代わりに、薄いココナッツミルクを使うことも可能です。
モルディブフィッシュ又削り節
今回使っていませんが、スリランカでは、豆カレーを作るとき、ウンバラカダ(モルディブフィッシュ)というマグロを乾燥させて固くさせたものを使うことがあります。日本ではモルディブフィッシュの代わりに削り節を使うことも可能ですが、お好みで使っても使わなくてもOKです。
「スリランカレンズ豆カレー」パンにもご飯にも合う!
カレーの付け合わせとして最も一般的なのは白米ですがこのレンズ豆カレーがパンとよく合います。玄米やキヌアの上に乗せたり、ロティやナンなどの他の種類のパンと一緒に食べても美味しいです。
スリランカの「ライス&カリ―」
ワンプレートスタイルが主流のスリランカの「ライス&カリ―」
スリランカレンズ豆カレー作りに役立つ情報
土鍋で作る
スリランカでは伝統的にカレーは土鍋で調理されており、土鍋で作った料理はとても美味しいです。そのため、私は、通常、すべてのカレーを土鍋で調理しますが、土鍋を使用することを強くお勧めします。
豆カレーの調理中泡 (ググってみました)
レンズ豆を調理するとき出てくる泡は、レンズ豆内の「サポニン」によって作られているらしくて、健康に影響はないということですので、そのままでも問題ありませんが、お好みに応じて、レンズ豆の上からそれをすくい取ることもできます。
「さらさら派」?「ドロドロ派」?
豆カレーのとろみの農道をお好みで調整できます。濃くしたい場合は、ココナッツミルクや水の使用量を減らすか、カレーが濃くなるまで煮込みます。さらさらしたスープ状のカレーを作りたい場合、ココナッツミルクや水を加えて調整してくださいね。
スリランカレンズ豆カレーレシピのコツ
- 赤レンズ豆は他のレンズ豆のように水に浸す必要がありません。
- レンズ豆の大きさが2倍、3倍になるので、必ず十分な大きさの鍋を使用してください。
- レンズ豆を調理するには、沸騰させ、軽く蓋をし、火を弱め、柔らかくなるまで煮ます。
- 赤レンズ豆の場合、調理時間は通常わずか 10 ~ 15 分です。必要に応じて調理時間を調整してください。
- 調理後は必ず塩で味付けしてください。先に塩を入れるとレンズ豆が硬くなります。
- 風味豊かなカレーを作るもう一つの秘訣は、休息時間です。調理後は15分~30分程度放置するだけです。
スリランカのレンズ豆カレー「パリップ」レシピ
準備時間 10分
調理時間 15分
合計時間 25 分
材料 (4~6人分)
- 赤レンズ豆 100g
- にんにく 2片、薄切り
- カレーリーフ 4~6枚
- パンダンリーフ 1~2インチ
- 青唐辛子又ししとう 1~2本、斜めに切る
- シナモン 1~2インチ
- 基本のスリランカカレー粉(トゥナパハ) 小さじ2
- 乾煎りフェヌグリーク 小さじ1
- ターメリックパウダー 小さじ1/4
- チリパウダー 小さじ1/2(お好みで)
- 水 500㏄ (必要に応じて調整する)
- ココナッツミルク 200ml(お好みで調整する)
- 塩味 小さじ1/4(お好みで調整する)
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下準備
- 材料を計量する。
- 玉ねぎを薄切りにする。
- にんにくを薄切りにする。
- 青唐辛子又ししとうを斜めに切る
作り方
赤レンズ豆を用意する。
レンズ豆は水を数回変えてよく洗い、ザルに上げる。
カレー粉、ターメリックパウダー、チリパウダー、フェヌグリーク、シナモン、塩を用意する
玉ねぎ、青唐辛子、カレーリーフ、パンダンリーフ、ニンニクを用意する。
ココナッツミルクと水を用意する。
深い鍋に、洗ったレンズ豆、その他の材料(注意:塩とココナッツミルク以外)を加えて、よく混ぜ合わせる。
水又は薄いココナツミルクを加えて、さらに混ぜる。(注意:塩を入れない)
まず、中火にかけて沸いたら、弱火で5分ほど煮る。(注意:蓋をしない)
火を弱め、軽く蓋をして、豆を柔らかくなるまで10~15分ほど煮る。煮る間は、2,3回ぐらい、レンズ豆をかき混ぜることを忘れないでね。(注意:使う豆によって調理時間が変わる。様子を見ながら豆を柔らかくなるまで煮る。必要に応じて水の量を調整する。)
レンズ豆が柔らかくなっているかどうかを確認する。
豆が十分にやわらかくなったら、ココナッツミルクと塩を加えてよく混ぜる。
弱火で、定期的にかき混ぜながら、さらに5分間ぐらい煮る。
スリランカのレンズ豆カレーが完成しました!
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