【本格派】ホールスパイス3つから作る!スリランカの「基本」のカレー粉「トゥナパハ」レシピ!
こんにちは!カンティです。今回、ホールスパイス3つ「コリアンダー、クミン、フェンネル」から作る!スリランカの「基本」のカレー粉「トゥナパハ」の作り方をご紹介します。
香りや風味が豊かな基本のスリランカのカレー粉を作るためのコツやポイント及び必要な材料などについてわかりやすく説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(。・ω・。)ノ♡
このスリランカのカレー粉「トゥナパハ」を使って作れる、本格派スリランカのレンズ豆カレーの作り方もご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね。こんなに簡単に作れるんだ!と感動しますよ。
スリランカのカレー粉「トゥナパハ」について
スリランカのカレー粉といってもさまざまな種類がありますし、いろいろなスパイスを使うので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、今回ご紹介するカレー粉のことは『基本の』スリランカカレー粉と覚えると簡単です。
マイルドなスリランカカレーがお好きなら、これがおすすめのカレー粉です。主に野菜カレーや、あまりスパイシーにしたくないカレー(例えば:白卵カレーや白身魚カレーなど)によく使います。
『備考』今回ご紹介する基本のカレー粉「トゥナパハ」を作るとき、人によっては、この3つの主要スパイスに加えてその他のスパイスを使うこともあります。
スパイスはやっぱり作りたてが一番!
作りたての香りを嗅ぐと、ますますスパイス好きになるはず!
スリランカのカレー粉「トゥナパハ」について
「トゥナパハ」 (තුනපහ)又は「トゥナ・パハ 」(තුන පහ)は、スリランカのカレー粉あるいはカレーパウダーの総称です。「トゥナパハ・クドゥ」という言葉を使うこともあります。
※「トゥナ」はシンハラ語で「3」。「パハ」は「5」。「クドゥ」は「粉」を意味します。
スリランカ基本のカレー粉「トゥナパハ」材料
今回使うホールスパイスは、、コリアンダー、クミン、フェンネルの 3種。
※ただし、人によっては、この3つの主要スパイス以外のスパイスを使うこともあります。
コリアンダーとは?
コリアンダーは爽やかな風味と香りを出してくれるスパイスです。スリランカカレーには欠かせないスパイスです。わかりやすく言えば、パクチーの種を乾燥させたものですが生の葉とは違って、マイルドな香りがします。注意:コリアンダーの葉とコリアンダーの種は味が大きく異なるため、レシピで相互に置き換えることはできません。種はコリアンダーシードと呼ばれていて、パウダー状のものあります。
クミンとは?
カレー特有の香りと味わいの中核となるスパイスのひとつで、コリアンダーと同様にスリランカカレーには欠かせないスパイスです。クミンは、植物の乾燥種子から作られるスパイスです。種はクミンシードと呼ばれていて、パウダー状のものあります。
フェンネルとは?
日本人には馴染みはあまりないと思いますが、フェンネルは甘くスパイシーな香りと風味が特徴です。コリアンダーとクミンに比べて入れる量が少ないですが、スリランカのカレー粉を作るために欠かせないスパイスの一つです。種はフェンネルシードと呼ばれていて、パウダー状のものあります。
ホールスパイスを使用する
今回は、ホールスパイスを使っています。ホールスパイスには、挽いたスパイスよりも多くの油分が含まれているため、より豊かな風味が得られます。
※スパイスはフレッシュとドライ(乾燥)させたものに分かれ、乾燥させたものをホールスパイスまたは原形スパイスといいます。ホールスパイスを粉砕したものをパウダースパイスまたはグラインドスパイスといいます。
スパイスの割合
今回使うコリアンダー、クミンとフェンネルの比率は 10対5対2.5 で、以下の通り作ることができます。
コリアンダーシード 100g、クミンシード 50g、フェンネルシード 25g
コリアンダーシード 大さじ10、クミンシード 大さじ5、フェンネルシード 大さじ2 1/2
※ただし、10対5対1 や10対5対5 など違い比率のレシピもあります。
少しだけ作りたい場合
毎日カレーを作るスリランカの家庭と違って、たまにスリランカカレーを作りたい日本の方は、試しに少しだけ作ってみた方がいいと思います。その場合、以下の割合で作ってみては?
コリアンダーシード 大さじ2、クミンシード 大さじ1、フェンネルシード 大さじ1/2
計量が苦手?
お菓子作りなどには細かい計量が必要なのですが、今回、スパイスを計るとき、1g単位まで正確に計らなくても大丈夫です。「どれぐらいの量を目安としたレシピなのか」をわかりやすくするためにg単位で示しています。
洗って乾かす
使う前に必ずスパイスをよく洗い、乾燥させることが重要です。天日乾燥が好ましい。
浅煎り
このカレー粉は焙煎していないカレー粉と紹介しましたが、私は、普段、スパイスを軽く焙煎してから粉末にします。それが香り豊かな生カレー粉を作る秘密です。この浅煎りにより、スパイスに含まれる水分が除去され、風味が増すだけでなく、カレー粉の保存期間が長くなります。ただし、できるだけ弱火でスパイスの色を変えないように注意してください。※浅煎りせずに天日乾燥したスパイスのみを使用する場合もあります。
ホールスパイスを粉砕する
今回はスパイスを粉末に砕く必要があります。乳鉢を使って手動でスパイスを粉砕することもできますが、電動スパイスグラインダーあるいは コーヒーミルがあれば、スイッチを押すだけで手軽に粉砕できるので、楽チン!
ふるい分け
粉末にしたあと、目の細かい粉ふるいにかけて、細かい粉末状にすることができます。多少粗くても大丈夫です。
スリランカのカレーを早速作ってみましょう♪
この基本のスリランカのカレー粉で作るレンズ豆カレーのレシピ!このレンズ豆のカレーは、香辛料など少なく使って、たっぷりのココナッツミルクで調理するため、マイルドでミルキーな味わいが特徴です。30分もかからず簡単に作れるカレーレシピですので、ぜひ一度作ってみてくださいね。
保管方法
完全に冷めてから密閉容器に保管してください。カレー粉をガラス密封瓶に保管することをおすすめします。プラスチック容器は多孔質で容器内に空気が漏れやすいためあまりおすすめできません。
直射日光が当たらず温度変化の少ない、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫内は扉の開閉で温度や湿度が変化しやすいため、カレー粉を保存する場所として適していません。
スパイスは挽いてから時間の経過とともに徐々に風味が落ちていきます。また、焙煎カレー粉と違って、今回のような生カレー粉や浅煎りカレー粉は、あまり長く保存することができないので、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
ホールスパイスから作る!
スリランカ基本のカレー粉「トゥナパハ」作り方
少しだけ作りたい場合
少しだけ作りたい場合、以下の割合で作ってみてくださいね。
注意:使う分量によって、乾煎りする火加減及び時間を調整してください。
コリアンダーシード 大さじ4、
クミンシード 大さじ2、
フェンネルシード 大さじ1
材料
- コリアンダーシード 100g
- クミンシード 50g
- フェンネルシード 25g
※(目安として)2~4人分カレーを1回分を作るためにカレー粉を小さじ1~2杯ぐらい使います。
作り方
スパイスを準備する。
フライパンを中火にかけ、コリアンダーを加えて1分ほど乾煎りする。
次にクミンを加え、香りを放ち、水分を取り除くために20秒ほど乾煎りする。
次にフェンネルを加え、同じく、20秒ほど乾煎りする。
火を止めます。すぐにフライパンから取り出して冷ましておきます。
粉末に粉砕します。
目の細かい粉ふるいにかけて、細かい粉末状にする。※カレー粉は多少粗くても大丈夫です。ふるい上に残っている分を捨てずに、スープなどに使ってくださいね。
香りが飛ばないよう蓋をして、直射日光と高温多湿を避け、温度変化のない常温で保存します。
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