シーニサンボル（スリランカ風玉ねぎの甘辛炒め）

こんにちは！カンティです。今回、「シーニサンボル」と知られているスリランカ風玉ねぎの甘辛炒めの作り方をご紹介します。日本に居ながらにして簡単に本場の「シーニサンボル」をご自宅で簡単に作れるレシピです。

「シーニサンボル」の説明

「シーニサンボル」又は「シーニ・サンボル」(シンハラ語: සීනි සම්බෝල (seeni sambola)) は、スリランカの伝統的な料理で甘酸っぱくスパイシーな玉ねぎの炒め物です。

シンハラ語で、「シーニ」は「砂糖」を意味し、「サンボル」は「和え物」を意味します。

シーニサンボルは、甘味、辛さ、酸味が合わさった風味豊かな一品で、すべての味（甘味、酸味、辛さ）がうまく調和したときに最も美味しくなります。

その他の「サンボル」

スリランカでは、主に、ポルサンボル、カッタサンボル（ルヌミリス）、シーニサンボルという、三つのサンボルがおります。パンやロティとかに付けて食べるもので、スリランカの朝食メニューのおかずとしてよく出されます。

ポルサンボル（スリランカのココナッツふりかけ）

ルヌミリス（スリランカの辛い調味料）

このレシピについて

薄くスライスした玉ねぎに、ハーブ (カレーリーフ、パンダン、レモングラス)、ホールスパイス (シナモン、カルダモン、クローブ)、チリパウダーなどのさまざまなスパイスとハーブ、タマリンドペーストと砂糖を加えて、ココナッツオイルで水分が蒸発して玉ねぎがきつね色になるまで炒めます。

現地では、うま味を加えるため、日本の鰹節に似てるモルディブフィッシュ（マグロの乾燥魚）を削ったものを使うこともありますが、必ずしも入れる必要がありません。モルディブフィッシュの代わりに細かく砕いたかつお節・けずり粉・平削りなどをお好みで使ってください。

本場の味を再現したい場合は、ハーブ、ホールスパイスとタマリンドなどを使うことが必要になりますが手に入らない場合はあるものだけで挑戦した見てください。

完成したシーニサンボルは濃厚でジャム状になっていて、翌日にはさらに美味しくなります。玉ねぎが味を吸収してとろみがつくよう、数時間から一夜ほど放置することおすすめ。

シーニサンボルが完全に冷めるまで待ってから密閉容器に保管して、冷蔵庫に入れておけば、一カ月ぐらいもちます。

大量に作って小分けにして、後で使用するために冷凍することができます。あとは温め直すだけで数分で美味しいおかずが完成します。

役立つヒント

玉ねぎを柔らかく半透明になるまで炒めるには少し時間がかかります。薄切りにした玉ねぎを炒め始める前に電子レンジで約5分間加熱すると、調理時間を最小限に抑えることができます。

玉ねぎは完璧な食感を得るために、弱火で柔らかく半透明になるまで炒めます。

自分のお好みに合わせて、チリパウダーの量を調整してくださいね。

食べる前に、パンダンの葉、レモングラス、ホールスパイスを取り除きます。

「シーニサンボル」と一緒に何を食べるか

主に、ミルクライス（キリバト）、ホッパー、ストリングホッパー、ロポルロティ、パン、などの付け合わせとして提供されます。また、ナン、ドーサ、チャパティ、クラッカー、フラットブレッド、トースト、サンドイッチ、ピザなど何にでも合います。

キリバト（スリランカのミルクライス

フライパンで簡単「スリランカのホッパー」作り方

スリランカ風ココナッツの平焼きパン「ポルロティ」

「シーニサンボル」の作り方

準備時間10分
調理時間15 分

材料

食用油　大さじ4 （あればココナッツオイル）
シナモンホール　数センチ
カルダモン　2-3個
クローブ　2-3個
カレーリーフ 10枚
ランペ　数センチ　
玉ねぎ　300g （薄切りにする）
チリパウダー　大さじ2
チリフレーク　大さじ1
塩　小さじ1/2
砕いたかつお節　大さじ2
水に浸したタマリンド果肉　大さじ1
砂糖　大さじ2

作り方

準備