こんにちは！カンティです。今回ご紹介するのはジャマイカの定番スイーツ、スイートポテト・プディング（Jamaican Sweet Potato Pudding)です。甘いココナッツカスタードをトッピングした、濃厚でしっとりとしたオーブン焼きのスイート ポテトデザートで、簡単に作ることができます。そのまま食べても美味しいですが、アイスクリームとの相性も抜群！コーヒーや紅茶と一緒に楽しめます！
ジャマイカのスイートポテト・プディングとは？
ジャマイカンのスイート ポテト プディングは、プリンとケーキを組み合わせたようなユニークなスサツマイモのデザートです。卵、乳製品不使用ですので、ヴィーガン・スイーツです。
主にサツマイモ、ココナッツミルク、黒糖、小麦粉、コーンミールを混ぜて焼き上げています。ほぼ焼き上がったプディングの上に甘いココナッツカスタードをトッピングして、さらに数分間焼いたら完成します。
調理したサツマイモではなくすりおろした生のサツマイモを使うところがユニークな発想だと思います。シナモン、ナツメグ、生姜などの温かいスパイスやラム酒に浸したレーズンやバニラやラム酒などのフレーバーを入っていることが多いようです。
ジャマイカではこのスイート ポテト プディングは、家族の集まり、クリスマスなど特別な日にデザートとして食べることもあれば、普通に軽食として食べることもあります。
伝統的なジャマイカのスイートポテト ・プディングは、蓋付きの鍋で熱い石炭を鍋の上と下に置いて、焼くもので、その焼き方は「上が地獄、下が地獄、真ん中がハレルヤ」（“hell a top, ‘hell a bottom, and hallelujah in the middle”)と呼ばれているそうです。
英語の「スイートポテト ・プディング 」レシピはこちら Jamaican Sweet Potato Pudding (Vegan)
豆知識：プリンとプディングは何が違うの？
「プディング」とはイギリス生まれの蒸し料理の総称で、イギリスにはさまざまな種類（甘いものだけでなく甘くないものも）のプディング（例えばヨークシャープディング、サマープディング、クリスマスプディング、ライスプディングなど）が存在します。
日本では「プリン」と呼ばれているプルプルなカスタードのデザートが「プディング」の一種で、正式名称を「カスタード・プディング」と言います。「カスタードプディング」が日本に伝わったのは明治時代初期ぐらいらしく、それが庶民に広がっていく過程で「プディング（Pudding）」という言葉が「プリン（Purin）」というカタカナ語になったと言われています。※「プリン」は日本語なので、海外ではあまり伝わらないそうです。
コツ・ポイント
- このレシピでは、紅葉と呼ばれているサツマイモを使っています。
- このレシピではすりおろした生のサツマイモを使っています。生のさつまいもは硬いので、手ですりおろすのは簡単ではありません。フードプロセッサーが使うととても楽にできるし、作業がはるかに早くなります。
- ジャマイカでは、絞りたての濃厚なココナッツミルクを使用することが当たり前ですが、缶詰ココナッツミルクが使って濃厚でクリーミーなプディングが作れます。
- コーンミールを加えると食感が良くなりますが、ない場合は薄力粉で代用できます。
- このプディングにはラム酒漬けレーズンが含まれていますが、使っても使わなくてもOK。使う場合は、数時間または一晩ラム酒に浸しおいて、その後キッチンペーパーを敷いたバットの上にレーズンを広げ、ペーパーで挟んで水気を取ります。
- ラム酒を省いてノンアルコールバージョンも作れます。
- スプリングフォームケーキ型又は底のとれる型を使うと焼き上がったプディングを取り出しやすい。
- 密閉容器に入れて冷蔵庫で3～5日間保存できます。余ったら、冷凍も可能です。その後、冷凍庫から取り出し、冷蔵庫または室温で解凍してください。私は通常、スライスして個別にラップしてから冷凍します。
ジャマイカのスイートポテト・プディング
レシピ・作り方
準備時間: 20分
焼き時間：60〜80分
コース：デザート、軽食
ジャンル： カリブ海料理、 ジャマイカ料理
装置
底のとれる20～22センチ丸型
材料（8人前）
プディング用
サツマイモ 400g（皮をむいて生のまま)
ココナッツミルク 250ml
きび砂糖 150g
薄力粉 30g
コーンミール 30g
乾燥ココナッツ 30 g
塩 小さじ 1/8
ジンジャーパウダー 小さじ1/4
シナモンパウダー 小さじ1/2
ラム酒 大さじ1（お好みで）
ラムレーズン 50 g
カスタード用
ココナッツミルク 200ml
きび砂糖 100g
シナモンパウダー 小さじ1/4
メモ：
- 濃厚ココナッツミルクを使うこと。
- コーンミールを加えると食感が良くなりますが、ない場合は薄力粉で代用できます。
- ジンジャーパウダーの代わりにおろしショウガを使ってもOK
- このプディングにはラム酒漬けレーズンが含まれていますが、使っても使わなくてもOK。使う場合は、数時間または一晩ラム酒に浸しおいて、その後キッチンペーパーを敷いたバットの上にレーズンを広げ、ペーパーで挟んで水気を取ります。
- 生のサツマイモをすりおろしてもOKですがフードプロセッサーを使った方がはるかに楽です。
作り方
準備をする
さつまいもをよく洗います。私は紅葉を使いました。
オーブンを170℃に予熱します。20〜22cmの丸い型にバターまたはマーガリンを塗って置きます。
プディング用の材料を集めて、ボウルにサツマイモ、ココナッツミルク、ラム酒、レーズンを除く他の材料を入れて混ぜ合わせます。
サツマイモの皮をむき、小さく切ります。切ったものは変色を防ぐために数分間水にさらし、よく水を切ります。
プディングを作る
刻んだサツマイモをフードプロセッサーに入れてペースト状にします。必要に応じてココナッツミルクを加えてください。すりおろしてもOKですがフードプロセッサーを使った方がはるかに楽です。
次に、サツマイモのペーストを大きなボウルに入れます。残りのココナッツミルクと別のボウルで混ぜ合わせた材料を入れて大きなスプーンでよく混ぜます。ラムレーズンとラム酒を使う場合はそれを加えて、軽く混ぜます。
準備しておいた型に入れて、約60分間、またはプディングがほぼ固まるまで焼きます。つまようじを使ってプディングの中心の焼き加減を確認し、ほぼきれいになったら完成です。
カスタード・トッピングを準備する
プリンを焼いている間にカスタード・トッピングを準備します。
小鍋にカスタードトッピングの材料を入れて弱火にかけます。沸騰させないでください。砂糖が溶けるまでよく混ぜます。火から下ろして、少し冷まします。
仕上げ
プディングが固まったら、オーブンから取り出します。
カスタード・トッピングをプリンの上に注ぎます。オーブンに戻して、さらに10分間、またはカスタードのトッピングが固まるまで焼きます。
オーブンから取り出し、プディングが冷めてから切ります。スライスする前にプリンを冷蔵庫で一晩寝かせることもできます。
では、いただきま〜す♪
プディングが冷めたら、そのまま、またはお好みのアイスクリームと一緒にお召し上がりください。
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